【保健師コラム】子どものホームケア

2017年12月4日

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子どもは元気にすくすく育って欲しいというのが親の願いです。
しかし、夜中に急に発熱したり、嘔吐をしたりと病気をしながら成長していくのが実際のところ。そこで、今回はパパ・ママが慌てず対処できるように、子どもの病気の対応についてまとめました。

発熱

子どもはお昼寝から覚めたときや夕方外出後などに熱を出すことが多いものです。慌てず、お子さんの様子をよく観察しましょう。

受診の目安

・38度以上の熱(夜間の場合は全身状態が良ければ翌朝まで待つ)
・機嫌、食欲、顔色などがいつもと違うとき
・3日以上続く熱、いったん下がった熱が再び上がったとき

家庭での対処

・体温と全身状態の観察(飲みは良いか、吐いていないか、機嫌)
・脱水を予防するために母乳やミルク・湯冷ましなどで水分補給をする
・汗をかいたら、衣服はこまめに替える。身体を拭いて皮膚を清潔にする
・食事が取れる場合は消化の良いおかゆやうどんなどの炭水化物を与える

下痢

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いつもの便とはどのように違うのか、よく観察しましょう。

受診の目安

・水分が取れない
・半日以上おしっこがでていない
・ぐったりしている
・血便や白色便
・発熱や嘔吐を伴う
・強い腹痛

家庭での対処

・おむつは汚れたらすぐに取り替えてお尻を清潔にしておく
・家族にうつらないように、オムツの片付けをした後は必ず石鹸で手を洗う
・下痢がひどいときには胃腸を休めるために固形物は与えない
・脱水症状になりやすいので水分は十分にあたえる

嘔吐

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回数はどうか、腹痛はあるか、頭痛はあるか、機嫌はどうか、食欲はあるか、熱があるかよく観察しましょう。

受診の目安

・ぐったりしている
・高熱がある
・おしっこがでない
・唇が乾いている

家庭での対処

・吐いたものがつまらないように寝かせるときは必ず横向きにする
・嘔吐を繰り返す時間は胃を刺激するので、水を与えない
・2~3時間吐かなかったら湯冷ましやイオン水などを少しずつ与える
・牛乳、乳製品、柑橘類は与えない

発疹

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子どもがかかりやすい発疹が出る病気

・みずぼうそう・風疹・はしか・手足口病
・突発性発疹・りんご病(伝染性紅斑)・溶連菌感染症

受診の目安

発疹が出たらまず受診を。原因によって治療法が異なります。

家庭での対処

・発疹をいじったり、ひっかいたりしないように注意する。
・熱がある場合は静かに寝かせて頭を冷やす
・湯冷ましなどで水分の補給をする

お医者さんのかかりかた

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お子さんに初めての症状が出たときには受診しましょう。小さな症状で病院に行くべきか迷うときも、最初は受診しましょう。だんだんと対応の仕方や判断力が付いてきます。
受診するときには以下のポイントに沿ってお子さんの様子をまとめておくと、診察がスムーズです。
・症状がいつ始まったか。
・時間とともにどのように変化したか
・どんな処置をしたか
・本人の様子(食欲・機嫌・元気・睡眠)
・家族や身近に同じ症状の人がいないか

ホームケアに迷ったら

こどもは病気をしながら抵抗力をつけて育っていきます。最初は戸惑うかもしれませんが、だんだんとホームケアの方法がわかってきます。
でも「これでいいのかな?」「大丈夫かな?」と心配になることもあるかもしれません。そんなときは保健センターの保健師やかかりつけのお医者さんに相談しましょう。また、気になることや知りたいことがあるときも保健師に気軽に相談してください。

群馬こども救急相談

こどもが急に具合が悪くなったとき、すぐに受診したほうがよいのか、家庭でどのような対処をしたほうがよいのか、専門の保健師・看護師が電話で相談に応じます
電話番号:#8000におかけください。

保健師とは‥

保健師は、赤ちゃんから高齢者までのすべてのひとが健康に暮らせるように「生涯にわたる健康づくり」を支援する地域看護の専門家です。
妊婦さん・子育て中の方に対して、母子健康手帳交付時の妊婦相談、乳幼児の健診、赤ちゃん学級・すくすく相談、個別の相談に応じるための家庭訪問、電話相談などを行っています。
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