【健康コラム】子どもの事故予防について

2018年10月26日

子どもの事故予防について

子どもの死因の上位に「不慮の事故」があります。
乳幼児が関わる重大な事故の多くは、窒息・溺水・転落・やけどによるものです。
そして、これらの事故は、周りの大人が気をつけることで防げるものが大半です。
こうした事故を可能な限り防止するために、消費者庁は関係府省庁と連携し「子どもを事故から守る!プロジェクト」を推進しています。
今回の健康コラムは、子どもの事故防止に関する注意ポイントなどを次のとおりまとめてみました。
家庭で事故予防に活用してください。

窒息・誤飲

・体が沈みこむような柔らかい敷き布団やマットレス、柔らかい枕などは、鼻と口をふさいでしまう可能性があるため、使用を控えましょう。

布団

・寝ている顔の周りにガーゼやタオルを置くと、鼻や口をふさいだり、首に巻きつく危険性があります。

・授乳後の嘔吐、窒息を防ぐため、授乳後はしっかりげっぷをさせて、顔を横向きにして寝かせましょう。

ゲップ

・ビニール袋は窒息の原因になります。そばに置かないようにしましょう。特に、ふざけてビニール袋を被るのは危険です。

・乳幼児は何でも口に入れてしまうため、小さなものを置かないなど、周囲の環境を整えましょう。母子手帳に「GOIN RULER(ゴインルーラー)・誤飲・窒息防止用スケール」がありますので、参考にしてください。

誤飲防止ルーラー

もしものとき・・・。

公益財団法人日本中毒情報センターの中毒110番は、化学物質(たばこや家庭用品など)、医薬品、動植物の毒などによって起こる急性中毒について、実際に事故が発生している場合に限定し、情報提供しています。
中毒110番への問い合わせにあたっては、正確な情報の把握が必要です。迅速な情報提供のため、次のことにご留意の上、連絡してください。
特に中毒原因物質の特定は重要ですので、できれば商品等を手元にお持ちの上、お電話下さい。
相談員が次の事項などを確認します。

 ・患者の氏名、年齢、体重、性別
 ・連絡者と患者との関係、連絡者の電話番号
 ・中毒原因物質(正確な商品名、会社名、用途)
 ・中毒事故の発生状況(摂取量、摂取経路、発生時刻)
 ・患者の状態

公益財団法人日本中毒情報センターのホームページ
アドレス ⇒ http://www.j-poison-ic.or.jp/homepage.nsf

◇つくば中毒110番(受付時間午前9時~午後9時※365日対応しています)
相談電話:029-852-9999

◇たばこ誤飲事故専用電話(自動音声応答による情報提供)
電話番号:072-726-9922

溺水

乳幼児は静かに溺れます。気づいたときには水の中に沈んでいます。お風呂場やプール、公園など水のあるところでは、絶対に子どもから目を離さないでください。

・乳幼児の入浴中は目を離さないで!一緒に入浴する大人が髪や足先を洗うときなどに、一人で湯につからせておくことはしないでください。

・浴槽、バケツ、洗面器などに水をためておかないようにしましょう。

・浴室に入れないように、鍵をかけるか、ドアが開かない工夫をしましょう。

浴室 浴室-内鍵

・洗濯機のふたの開け閉め、中をのぞき込む、スイッチを押すなどはさせないでください。

・川や海、プールなどの水遊びは目の届く安全なところで遊ばせ、十分注意しましょう。

転倒・転落

・乳児の場合、寝ているベビーベッドのそばから離れる時は、ベッド柵を上げましょう。また、ソファーで寝かせるのは、転落の恐れがあり危険です。

・抱っこ紐、おんぶ紐は正しく使用し、子どもを転落させないように気をつけてください。

・階段での事故を防ぐため、階段の上下に柵などを取り付けましょう。

転落防止策

・階段やベランダ、窓際には踏み台になるようなものは置かないようにしましょう。

・歯ブラシをくわえたまま歩かせないようにしましょう。

・チャイルドシートは正しく装着し、座席からの転落を予防しましょう。

チャイルドシート

やけど

・乳幼児を抱っこしたまま、熱い飲み物を飲むのはやめましょう。

・アイロンやポット、やかんの熱湯の取り扱いには十分注意しましょう。

・抱っこであやしながら、火を使う調理は危険です。ぐずっていても、調理中は熱源の側に近づけないようにしましょう。

安全柵

・炊飯器やスチーム式加湿器の蒸気は高熱のため危険です。子どもを近づかせないなど、利用方法に注意しましょう。

・ポットや加湿器などはコードをひっかけて倒れてしまうことがあります。設置場所には配慮しましょう。

・ライターやマッチは子どもの手が届くところに置かないようにしましょう。

・ストーブやヒーターには安全柵などを用意し、設置場所や利用方法に細心の注意を払いましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

子どもの周りにいる大人たちが、子どもの身の回りの環境にちょっとした注意を払い、対策を立てることで、防げる事故があります。

普段の生活の中には、たくさん危険がひそんでます。

子どもたちの明るい未来のために、子どもを事故から守る正しい知識を身に付けて、事故予防の観点から今一度、生活環境を見直してみてくださいね。

関連情報

子どもの不慮の事故を防ぐために~消費者庁「子どもを事故から守る!プロジェクト」

我が国では、窒息や溺水などの不慮の事故によって、14歳以下の子どもが毎年300人ほど亡くなっています。

こうした事故を可能な限り防止するために、消費者庁は関係府省庁と連携し「子どもを事故から守る!プロジェクト」を推進しています。

子どもの事故防止に関する注意ポイントなど様々な情報を発信していますので、どうぞ御活用ください。

消費者庁のホームページ・「子どもを事故から守る!プロジェクト」のページ
アドレス⇒ http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/

子どもの事故防止ハンドブックについて

「子どもの事故防止ハンドブック」は、0歳から6歳(小学校に入学前の未就学児)の子どもに、予期せず起こりやすい事故とその予防法、もしもの時の対処法のポイントをまとめたものです。

子どもの周囲の大人たちが、子どもの身の回りの環境にちょっとした注意を払い、対策を立てることで、防げる事故があります。

明るく楽しい子育てと、毎日の生活のために、子どもを事故から守る正しい知識を身に付けるお手伝いとなれば幸いです。

日本語版のほか英語版(English)と中国語(中文)があります。参考にしてください。

子どもの事故防止ハンドブック

消費者庁のホームページ・子どもの事故防止ハンドブックのページ(ページ内のリンクからそれぞれダウンロードすることができます)
アドレス⇒ http://www.caa.go.jp/policies/policy/consumer_safety/child/project_002/

こどもの救急

こどもの救急 」は、社団法人日本小児科学会が開設している情報サイトです。

生後1カ月~6歳までのお子さんを対象とし、夜間や休日などの診療時間外に医療機関を受診するかどうかの判断の目安を提供しています。

「発熱」「吐き気」など症状別にまとめられていて、当てはまる項目にチェックを入れていくだけで、「救急車で病院に行く」「自家用車等で病院へ行く」「様子を見る」等、どうするべきかのアドバイスが示されます。

こどもの事故と対策

こどもの事故と対策」のページでは、生後1カ月~6歳までのお子さんのいるご家庭で、知っておくと役に立つ一次救命処置や、溺水、誤飲など家庭内で起こりやすい事故を防ぐためのポイントを紹介しています。

正しい知識を身に付けるために、一度ご確認ください。

公益社団法人日本小児科学会のホームページ・「 こどもの事故と対策 」のページ

アドレス⇒ http://kodomo-qq.jp/jiko/index.php

群馬こども救急相談(#8000)

休日や夜間に子どもが急に具合が悪くなった場合などは、特にはじめての育児では保護者の方も心配で不安になり、すぐに医療機関で適切な診断・治療を受けたいと思うのは当然のことです。

でも、落ち着いて子どもの状態をよく観察してみてください。

もちろん、すぐに医療機関を受診したほうが良い場合もありますが、もうすこし様子をみても大丈夫な場合や、医療機関を受診する前に何か手当てができる場合も多々あります。

そのようなとき、すぐに医療機関を受診したほうがよいのか、また家庭でどのような対処をすればよいのか保護者の方の判断の参考とするために、「群馬こども救急相談(#8000)」をご利用ください。

専門の保健師・看護師がお子さんの救急について電話で相談に応じます(相談は無料ですが、通話料はかかります)。

◇小児救急電話相談⇒  #8000(全国同一の番号です)

子どもの救急ってどんなとき?

群馬県が発行している冊子「子どもの救急ってどんなとき?」の印刷用データが掲載されています。この冊子はお子さんの症状別の対処方法や異物誤飲時の応急処置方法などが詳しく掲載されています。

もしもの時のため、プリントアウトしておくと便利です。

子どもの救急ってどんなとき-1  子どもの救急ってどんなとき-2

群馬県のホームページ・「子どもの救急ってどんなとき?」のページ(ページ内のリンクからダウンロードすることができます)

アドレス⇒ http://www.pref.gunma.jp/03/d1010006.html


子育て世代包括支援センター

保健センター、こども家庭課、保育課、こども発達支援センター、子育てなんでもセンターの各窓口では、「子育て世代包括支援センター」として、妊娠、出産、子育ての「こんなときどうしたらいい?」に、関係職員が連携して対応しています。詳しくは、市ホームページ・子育て世代包括支援センターのページをご覧ください。

利用時間と連絡先

月曜日~金曜日(祝日、年末年始を除く)午前8時30分から午後5時15分まで
◇高崎市総合保健センター 電話:027-381-6113
◇箕郷保健センター 電話:027-371-9060
◇群馬保健センター 電話:027-373-2764
◇新町保健センター 電話:0274-42-1241
◇榛名・倉渕保健センター 電話:027-374-4700
◇吉井保健センター 電話:027-387-1201
◇こども家庭課 電話:027-321-1318
◇保育課 電話:027-321-1246
◇こども発達支援センター 電話:027-321-1351

火曜日~日曜日(祝日、年末年始を除く)午前10時から午後6時まで
◇子育てなんでもセンター 電話:027-393-6101


過去のコラムは、たかさき子育て応援情報サイト「ちゃいたか」・健康コラムのページからご覧ください。

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