中心市街地の子育てを支える歴史と共に「慈光こども園」

2020年1月15日

ちゃいたかサポーターが、高崎駅西口からほど近い慈光通りに面した「慈光こども園」を見学しました。
お店が建ち並ぶ中心市街地のビルの一階にあり、通りからは想像もつかない子どもたちの居場所です。
昭和27年創立の保育園から始まり、平成30年4月から幼保連携型慈光こども園になりました。

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【本園】 2歳児~5歳児までが過ごす園舎。

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【分園】 0歳児・1歳児が過ごす園舎。平成28年に新設された建物です。 

3・4・5歳児(本園)

広いホールは3~5歳児の保育スペースです。
サポーターは、みんなで紙芝居を読んでもらっているところにお邪魔しました。
紙芝居の後、選択活動に分かれます。
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掲示版には、選択性保育の今日の活動が提示されていました。
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選択性保育 今日の活動は・・・
<うみのへや> 生活発表会の劇の練習
<ほしのへや> お絵かき ごっこ遊び ぬりえのつづき
<もりのへや> 世界がテーマの活動 カプラ(木片のおもちゃ)

子どもたちは、この中から、個々にやりたい活動を選んで取り組みます。
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<うみのへや> 生活発表会の練習のようす
おはなしは『エルマーのぼうけん』のようですが、なにやら話し合い中。
子どもたちと先生と、セリフや歌を話し合って決めていくとのこと。
劇遊びともいうべきこの活動を重ねていって、保護者に見てもらうそうです。

サポーター「みんな自分でどうしたらいいか、考えることを楽しんでいるみたいですね。」

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<ほしのへや> ぬり絵のようす
ぬりえを選んだ人は、今年の長期テーマ「世界」にちなんだ国旗の着色に取り組んでいます。
それぞれ必要と思われる色鉛筆を選んできて色を塗ります。3歳児~5歳児まで、発達に従って見本を意識したり囲み線を意識したりして、細かい色塗りができるようになるそうです。
異年齢が一緒に活動することによって、上の年齢の子どもが下の年齢の子どものモデルとなったり、下の年齢の子どものフォローをしたり、とても良い関係が築けるそうです。

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ぬり絵や線描など、さまざまな教材がセットされた棚が並ぶほしのへや。

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お絵かきを始めた子どもたち。先生は見守りながら、必要なところで助言をします。

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ごっこ遊びを始めた子どもたち。状況のすり合わせをしているのかな?

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<もりのへや> カプラを使って遊ぶようす
カプラは精巧にできた木片の玩具です。並べたり重ねたり、一人で、また何人かで遊びが発展して、大きなな作品になっていくそうです。予想以上にダイナミックな作品が出来上がることもあり、時々先生たちが「すごいな」と感心するとのことでした。

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もりのへやではカプラの展開する傍らで、合奏チームが個々に鍵盤ハーモニカの練習を始めていました。
自分の取り組みによく集中し、練習しています。

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世界をテーマにした絵本のコーナー いつも見ることができるようにセットされています。

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廊下に掲示してあった子どもたちの絵。赤が印象的。怒ったら体や気持ちがどうなるかを人の体の絵の上に色付けしたものなんだそうです。怒ると顔が赤くなって、足も熱くなる、体が赤くなって嫌になる、など、怒ったときの自分に起きたことを言葉で表現して表情を描きこんでいます。同様に、楽しいとき、悲しいときなど、いろいろな気持ちの変化を振り返って表現してきたそうです。興味深い取り組みだと思いました。

2歳児(本園)

2SAI ROOM
2歳児は3~5歳児の保育スペースの隣のお部屋に単年齢のクラス編成です。
おとなりの大きな子のお部屋をのぞいたりしながら、来年に備えつつ、一年を過ごします。
0~1歳児は、近くにある別の棟(分園)にいますので、本園での保育は2歳からになります。

GOHAN
園内を見学するうち、保育スペースに炊飯器を見つけました。

サポーター「なぜこんなところにおかまが!?」「なんと、5歳児のお当番が毎朝みんなでお昼に食べるご飯を炊くんだそうです!」
お米を研いで、水加減をし、11時を過ぎるころ、ごはんの炊ける良いにおいがしてきました。これにはびっくりしました。

園庭 

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園庭では2歳児クラスの子どもたちと、一時保育の子どもたちが遊んでいました。
一時保育の需要も多く、この日は6人のお子さんが来ていました。
また、姉妹園の慈光なないろ保育園の子どもたちも遊びに来ています。
街中のビルの間にある園庭ですが、日当たりの良いあたたかな空間です。

0・1歳児(分園)

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0~1歳児は、近くにある分園にいます。穏やかでほのぼのとした雰囲気、かわいらしく思わず微笑んでしまいます。

1歳児のお部屋 コーナーに分かれおもちゃが配置されています。奥に遊具もあり、広い空間です。
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0歳児のお部屋 1歳児の空間と同じ広さです。
写真は、外遊びから戻り、お昼ご飯を食べるために座っているところ。
0SAI

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分園屋上 分園の屋上には立派な畑があります。しっかり土が入り、夏にはトウモロコシまでできるんだそうです。子どもたちが収穫も楽しめますね。

ちゃいたかレポート

選択性保育によってさまざまな活動に取り組む子どもたちの姿を観察することができました。子どもと先生が知恵を出し合って作り上げていく劇遊び『エルマーの冒険』はどんな出来上がりになったでしょうか。きっと、心から演じ楽しんでいる様子が保護者に披露できたことでしょうね。
また、いろいろな場面で子どものやりたい気持ちを見守り、フォローしていく先生方のかかわり方もとても印象的でした。
保育のニーズが多岐にわたることから、この園も、一時保育、子育て支援センターなどへの取り組みがなされています。長い間、高崎の中心市街地において、働く親の子育てを支えてきた歴史を感じる園舎は、子どもたちの自主性を重んじ、動機を大切にする視点から子どもたちを見守る魅力的な場所でした。 

基本情報 

名 称 社会福祉法人すずの会 慈光こども園

所在地 高崎市通町90番地1(本園)

連絡先 027(323)4002

園の詳細については園ホームページでご確認ください。
慈光こども園ホームページ https://www.jikohoikuen.com/cont1/main.html

姉妹園の慈光なないろ保育園の記事はこちら>>>
https://takasaki-kosodate.jp/doc/2019120400018/


ちゃいたかサポーター masutani

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