RSウィルス感染症

公開日 2019年09月09日

(おことわり)この記事は、令和元年9月現在のものになります。予めご理解くださいますよう、お願い申し上げます。

咳エチケット1 咳エチケット
【参考資料】咳エチケットで感染症予防[PDF:2.31MB] 出典:厚労省HP

 

RSウイルス感染症とは

RSウイルス感染症は夏頃から患者が報告され、秋季にピークを迎えるウイルス性の感染症です。

主な症状は発熱、咳、鼻水などです。多くは軽症ですみますが、重症化すると細気管支炎、肺炎になることがあります。

患者は1歳以下の乳幼児に多くみられ、2歳までにほぼ100%の乳幼児がRSウイルスに少なくとも1度は感染するとされています。

また、初めて感染発症した場合は重くなりやすいといわれており、乳期、特に乳児期早期(生後数週間~数カ月間)にRSウイルスに初感染した場合は、細気管支炎、肺炎といった重篤な症状を引き起こすことがあります。そのため、特に乳児期早期(生後数週間~数カ月間)のお子さんがいらっしゃる場合には、感染を避けるための注意が必要です。

なお、大人にも感染する病気です。

感染経路は飛沫感染、接触感染です。感染した人の咳やくしゃみ、つばなどのしぶきを浴びたり、ウイルスがついた手指や物品(ドアノブ、手すり、スイッチ、おもちゃなど)を触ったりなめたりすることで感染します。

 

〈治療方法〉

症状がある時は医療機関を受診し、医師の指示に従いましょう。

RSウイルス感染症にワクチンや特効薬はなく、症状を和らげる治療を行うため、予防が大切です。

 

〈予防方法〉

・石けんによる手洗いをしっかり行いましょう。アルコールによる手指消毒も効果的です。

・咳エチケットを行いましょう。咳などの呼吸器症状のあるこどもと接触する場合はマスクを着用しましょう。こどもたちに対しても、理解できる範囲で指導しましょう。

・おもちゃや手すりなど子供がよく触れる場所はアルコールや塩素系の消毒薬でこまめに消毒しましょう。

 

手洗い手順
【参考資料】手洗い手順リーフレット[PDF:524KB] 出典:厚労省HP

 

なお、高崎市ホームページ・保健予防課のページでも「 正しい手洗いの方法 」を紹介しています。

感染症予防の基本は、手洗いです。正しい手洗いの方法を身につけましょう。

 

正しい手洗い方法 >>>高崎市ホームページ

 

RSウイルス感染症Q&A >>>厚生労働省ホームページ 

 

RSウイルス感染症 >>>群馬県ホームページ

 

また、感染症の最新情報は、高崎市のホームページ「 感染症予防 」のページや群馬県のホームページ「 感染症情報 」のページをご覧ください。

 

保健師とは‥

保健師は、赤ちゃんから高齢者までのすべてのひとが健康に暮らせるように「生涯にわたる健康づくり」を支援する地域看護の専門家です。
妊婦さん・子育て中の方に対して、母子健康手帳交付時の妊婦相談、乳幼児の健診、赤ちゃん学級・すくすく相談、個別の相談に応じるための家庭訪問、電話相談などを行っています。
健康についての不安を一人で抱え込まずに、気軽にご相談ください。


このページは、厚労省と群馬県および高崎市の感染症情報に基づき作成しました。