赤ちゃん先生に大切なことを教わろう | たかさき子育て応援情報サイトちゃいたか

公開日 2016年06月13日

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赤ちゃんと触れ合うと、皆が自然と笑顔になって、場の空気が明るく、楽しく、和やかになる--
皆さんは、そんな経験をしたことがありませんか？

赤ちゃん先生は、赤ちゃんを通して、人として一番大切なことを感じてもらうプロジェクトです。
講習を受けたママ講師が、赤ちゃん先生と親子で教育機関や高齢者施設等を訪問。参加者は、赤ちゃん先生、ママ講師と触れ合います。
赤ちゃんは、大切なことを教えてくれる先生。そのため、赤ちゃんのことを「赤ちゃん先生」と呼んでいます。

赤ちゃん先生は神戸市に拠点を置く、NPO法人ママの働き方応援隊が主催しています。同法人は、約1年前に群馬での活動を行う群馬校を設立し、県内でも活動を開始していますが、今回は市内で初めて「赤ちゃん先生」を開催しました。

赤ちゃん先生に教わる

旧群馬町にある高齢者施設、「三成の家」に赤ちゃん先生がやってきました。皆さんとても嬉しそうです。

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挨拶を終えると、早速赤ちゃん先生と触れ合います。
「かわいいね」「おいでおいで」などと声を掛けたり、抱っこしたり、一緒に手遊びをしたり、赤ちゃん先生と触れ合うと自然と皆が笑顔になります。ハイハイ競争が行われた時には、皆さん手をたたきながら楽しそうに一生懸命応援していました。
施設の職員の方に話を聞くと、
「皆さん、普段見せないような活き活きとした自然な表情をしています。赤ちゃん先生に対し、積極的に声を掛けたり、あやしたりと意欲が湧いているよう。職員や大人では引き出せない良い顔をしています。」
とおっしゃっていました。

赤ちゃん先生は、積極的な気持ちや優しい気持ち、意欲や癒しなどを呼び起こしてくれます。ご自分の育児経験を思い出したり、お孫さんのことを楽しそうに語ってくれる方もいらっしゃいました。

ママたちも良い顔に

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「赤ちゃん先生」を通して、参加したママたちも高齢者の方と楽しくお話をしていました。
参加したママ講師の方は、
「昔の子育ての様子を聞くことが出来て、とても楽しかった。」
「子どもが泣いてしまったが、あやしてくださってとても嬉しかった。」
などとおっしゃっていました。

参加しているママたちにとっても、孤独になりがちな子育て期に、社会に参加している気持ちを持ったり、いろいろな人と触れ合うことが出来る有意義な場となっています。

心がほっこりします

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楽しい時間はすぐに過ぎてしまい、お別れの時。
「月に一度来て欲しい」という方や感極まって泣き出してしまう方もいらっしゃいました。

授乳や赤ちゃん先生の負担もあって、1時間ほどの開催となりますが、とても良い雰囲気の「赤ちゃん先生」。参加者の皆さんはもちろん、施設のスタッフの方や取材に伺った私もとてもほっこりした心持ちになりました。
「赤ちゃん先生」から、優しい気持ちや楽しい気持ち、人を思いやる気持ちなどを学んだような気がします。

参加者の皆さんは、赤ちゃん先生から大切なことを学び、
ママ講師たちは、世代を超えたコミュニケーションを育むことで、育児をより楽しみ、
赤ちゃん先生は、たくさんの人との出会いを楽しみながら、社会性を身につける。

赤ちゃん先生に携わった全員がハッピーになれる。そんな素敵な活動だと感じました。