公開日 2016年12月05日
★お知らせ★
むつみ幼稚園は、令和元年度より「認定こども園」へ移行しました。
下記の情報は、取材時点のものであり、現在とは異なる場合があります。
2016年11月、下小鳥町にある、むつみ幼稚園に伺いました。
クラス数
未満児クラス(2歳児)…1、年少組…2、年中組…2、年長組…2
給食
自園で調理したおかず給食(ごはんまたはパンを家庭より持参)
園には、栄養士・管理栄養士がおり、栄養バランスのとれた、あたたかい、薄味の料理です。
また、「おうちごはんの日」として、月1回、主食の他におかずを1品持ってきてよい日があります。
預かり保育
早朝預かり保育「トトロ組」 8:00~8:30
降園後預かり保育「こあら組」 14:30~18:00
園服
むつみ幼稚園の園服は、かわいらしいクラシックなエプロンです。
エプロンの下から、いろいろな色の私服が見えるのがよい、という、先代園長のお考えだそうです。
園の特色
未満児クラス 4月から入園できます
写真は未満児クラスの教室とトイレ
幼稚園というと、満3歳から入園可というところが多いと思いますが、
むつみ幼稚園は、年度内に3歳になる子どもは4月から入園できます。(随時受付)
「早くから幼稚園に出して、かわいそうですかね?」と悩んでたずねるママも多いそうですが、
お友達と一緒にたくさん活動することは、家庭とはまた違う学びや成長につながります。降園後はたくさん触れ合って、園と家庭それぞれの時間を大切にしてあげてください。とお話されるそうです。
未満児クラスは、ゆったりした雰囲気です。楽しく手遊びを行っていました。
また、同室内にトイレがあります。
2歳児のお子さんは、おむつが取れないまま入園する子がほとんどなので、トイレトレーニングも行っているそうです。
「幼稚園と保育園のいいとこ取り」のような感じがしますね!
泥だんご作り
写真① 泥団子専用の砂場
取材時にはグリーンのシートがかけられていましたが、ここは「泥団子専用の砂場」です。
写真② ピカピカの泥団子
むつみ幼稚園では、写真のようなピカピカの泥団子を作ると、賞状をもらえるそうです。
泥団子は、成形、白砂かけ、磨きあげ、それを何日も費やして作ります。
丸くするとき、数日放っておくと、割れてしまいます。
また、白砂をよくかけないと、磨いたときに崩れてしまいます。
先生方は、アドバイスはするものの、失敗の予防はせず、見守ります。
子どもたちは、失敗しながら、自分で学んで、愛情をいっぱい込めたお団子を作ります。
時折、持ち歩いている間に、あやまって落として割ってしまい、それはそれは残念で泣いてしまう子もいます。
そんな時、「せっかくここまで作ったから、先生の作ったお団子と交換しようか?」と声をかけると、ほとんどの子どもが「いい。自分で作る。」と言うそうです。
そうして出来上がった≪世界に1つしかない、自分だけのお団子≫
子どもたちは、賞状をもらい、缶に入れて、たくさんの学びとともに、お家へ持ち帰ります。
絵本との触れ合い
写真は図書室
むつみ幼稚園では、絵本と触れ合う時間を大切にしているそうです。
「アニメのアンパンマンの声は1つだけど、絵本の読み聞かせをしてもらうと、世界に1つだけのアンパンマンの声」になります。
決して量産できない、生きた触れ合いが心地よい、その感覚を大切にしてほしいそうです。
廃品回収の収益で、毎年たくさんの新刊を揃えていて、貸し出しも行っています。
お年寄りとの触れ合い
園の北側にある長寿センターには、お祭りの時に参加しています。
また、月1で、園の系列会社が運営している老人ホーム「むつまじく」を訪問しているそうです。
曽祖父、曾祖母世代との関わりが薄れている子どもたちに、「生」というものを学ぶ機会としています。
お年寄りは、子どもたちの笑顔に会えることを、とても喜んでいるそうです。
専門家による活動
保育の中で、体操教室(週1)、英語教室(週2)を行っています。
取材日は、ちょうど体操教室をやっているところでした。こちらは年少さんです。
楽しく、積極的に、体を動かす活動を行っているそうです。
また、課外活動として、降園後にスポーツクラブ(有料)があります。
園内風景など
園庭は日当たりがよく開放感があります。大きなアスレチックが圧巻です。
年中組は、からだごと先生の方を向き、しっかりお話を聞いています。
年長組は、遊戯室で太鼓の練習をしていました。
年長組廊下には教材が整頓されており、もうすぐ小学生になる!という感じがします。
預かり保育の部屋です。異年齢の集まりになるので、様々な遊びができるようになっています。
トイレは3年前に改装され、温熱便座、便器の自動洗浄、センサー手洗い、ジェットタオルが完備されています。
2階のバルコニーは広々としており、天気の良い日はシートを広げてお弁当を食べることもあるそうです。
子どもたちの遊びスペースにもなっています。
園の南側には公園があり、運動会はここで行います。
アスレチックがあり、グラウンドがあり、木々も多くどんぐりが拾える、大きな公園です。
降園後、ここで遊んでから帰る親子も多いそうです。
取材を終えて…
「『毎日幼稚園だったらいいのになあ!』そんな風に言ってもらえる園を目指しています。」
そうおっしゃった園長先生の笑顔がとても印象的で、幼稚園そのものを象徴していると感じました。
むつみ幼稚園の子どもたちは、このあたたかく素敵な環境の中で、毎日新しい学びを得て、心をキラキラさせています。
学校法人外所学園 むつみ幼稚園
住所:高崎市下小鳥町76-8
電話:027-361-1989
Reported by かただ