【保健師コラム】子どもの生活リズム

公開日 2018年02月21日

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子どもの健康な体づくりのために、早寝早起きは欠かせないものです。
新生児の頃、赤ちゃんは昼夜の区別なく寝たり起きたりを繰り返し、生後3~4か月になると夜まとめて眠るようになります。この時期になったら、ぜひとも早寝早起きの習慣をつけてあげてください。朝は7~8時までに起こして、夜8時までに寝かせるようにしましょう。

早寝早起きをすると良いこといっぱい

・朝日を浴びることで、体内リズムが整い、自律神経の働きが活発になります
・朝日を浴びると夜の睡眠の導入になります
・朝の目覚めが良いと、ご飯がおいしく食べられます
・日中の集中力が増します
・夜寝ている間に成長ホルモンが分泌されます
・ぐっすり眠ると体の免疫機能が高まります

睡眠リズムを整える9つのポイント

1.朝、眠たそうにしていても時間になったら起こす
2.夜は興奮することを控え、家族でゆっくりとした気持ちで過ごす
3.部屋や寝室の灯りを暗くして、寝る態勢をつくる
4.パジャマに着替えたら「ねんね」というパターンをつくる
5.布団に入る時間を毎日同じ時間にし、寝る習慣をつける
6.大人も早寝早起きを心掛ける
7.寝る前の絵本は区切りのいいところまでにして、「ここまで読んだらねんねしようね」と自覚させる
8.仕事で遅く帰ってきても、子どもを起こさないように心掛ける
9.無理にひとり寝をさせないで、子どもが望めば添い寝をする

子どもの睡眠あれこれ

1日の睡眠時間の目安はどのくらい?

睡眠時間の目安は、1歳児で11~13時間、1歳半~3歳児で12時間、6歳頃に10時間です。しかし、これらの時間はあくまでも目安です。子どもが昼間機嫌が良く、元気に過ごしていれば睡眠時間は足りていると考えられます。ただし、遅寝遅起きの子どもの場合、遅く寝たことによる睡眠不足を朝寝坊や昼寝では取り返すことはできません。睡眠の基本は、夜暗くなったら寝て、明るくなったら起きるということです。

早寝早起きのリズムをつけるためには?

「早寝早起き」と言いますが、まずは早起きからスタートしましょう。人間の体内時計は目の奥にある視交叉上核(しこうさじょうかく)にあり、朝の日差しを目で認識することによって「朝だ、活動しなくちゃ」と自覚します。また、多少眠くても早く起こして昼間もたっぷり遊ばせることで、子どもは疲れて、夜ぐっすり眠ることができ、朝も早く目覚めることができます。

お昼寝は必要なの?

個人差もありますが、生後1年くらいまでは午前と午後の2回、その後は午後1回が目安となっています。お昼寝が長すぎると夜更かしになってしまう場合もあるため、夜更かしになるならお昼寝を早めに切り上げてみましょう。

明るい部屋で寝かせると何か影響はあるの?

明るいところで寝るのは、メラトニンというホルモンのことを考えるとよくありません。メラトニンは主に性成熟を抑える働きがあります。このメラトニンは夜暗くなると分泌されるため、寝るときに部屋が明るいと、メラトニンの分泌が抑えられ、寝つきが悪くなり、性成熟が早まることもあります。

保健師とは‥

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