公開日 2022年08月08日
3年ぶりの警報発令!
群馬県は、手足口病の感染報告が警報基準値レベルを超えたことにより、8月2日に警報を発令しました。
これは、2022年第30週(7月25日から31日まで)の1医療機関当たり患者報告数が、県全体で国の警報発令の基準である5人を超えたことによるものです。
次の事項に留意して、手足口病に「うつらない」「うつさない」ための取り組みを徹底しましょう。
手足口病とはどんな病気?
ウイルス感染による夏かぜの一種で、手、足、下肢、口の中・口唇にできる小さい水疱性の発疹と発熱が主な症状です。また患者の約90%は5歳以下と報告されています。
潜伏期間は3~4日で、軽い発熱に続いて、手のひらと足の裏などに小水疱ができ、のどが痛むこともあります。口の中が痛むと、食欲不振、哺乳障害が起こることがありますので、脱水症に注意してください。
ごくまれに重症化することがありますので、発症した後は注意深く観察することが必要です。
感染経路は?
感染経路は、飛沫感染、接触感染、糞口感染(便に排出されたウイルスが口に入って感染すること)です。
予防方法は?
- 帰宅したとき、トイレのあとや排泄物を処理したあとには、石けんと流水でよく手を洗いましょう。またうがいも有効です。
- プールでのタオルの共用はやめましょう。また症状がある人は自宅でもタオルなどを共用しないようにしましょう。
高崎市ホームページでは、正しい手洗いの方法を紹介しています。感染症の予防の基本は、手洗いです。正しい手洗いの方法を身につけましょう。
その他
群馬県ホームページでは、最新の県内の動向を解説しています。参考にしてください。
また、手足口病に関して詳しくは、厚生労働省や国立感染症研究所のホームページで解説しています。
このページは、群馬県の感染症情報に基づき作成しました。