公開日 2014年07月16日
パパのしごとはわるものです
作:板橋雅弘 絵:吉田尚令 出版社:岩崎書店
発行日:2011年5月
読んで楽しんでいただいた年代
3歳~小学校低学年向
絵本の紹介
子どもにとって、「おとうさんのしごと」はチョット興味があるものです。
子どもの授業参観はありますが、お父さんの仕事参観は・・・あまり耳にしません。
こっそりとお父さんについて行った少年が到着したのは大きな体育館。「せいぎのみかた」になりたい少年にとって、初めて触れた父の仕事は「わるもの」でした。
戦う父の姿を見て葛藤する少年、その中で気が付く大切なもの。
いつも頑張っているお父さんですが、なかなかその頑張りを理解してもらえません。
働くお父さんの姿を伝える素敵な絵本です。
朗読のおすすめポイント
格闘シーンを臨場感たっぷりに読んでいただくと、少年の葛藤がより強く読めるのではないでしょうか。
目の前の「わるもの」が父と気が付く中で葛藤する少年の複雑な気持ちは、子どもの目線で変化をつけることで、「パパはがんばってわるいことをしているんだ。わかるか?」という父の言葉を、自分の言葉でお子さんに伝えられると思います。
ただ、どんな仕事でも、一生懸命頑張るパパの姿は、子どもにとってカッコイイのだと思います。
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虚若