公開日 2020年02月28日
ちゃいたかサポーターが、高崎市下小塙町にある「たいせいこども園」を見学しました。
昭和50年創立の旧たいせい保育園で、平成28年4月から幼保連携型認定こども園に移行しました。
園の周辺には病院や大学などがあり、とても落ち着いた環境です。
(中心園)
(分園)
サポーターが玄関に入ると、園長先生はじめ保育士の先生たちが元気な挨拶で出迎えてくれました。
たいせいこども園は、「明るいこどもに」を保育理念として掲げており、元気な挨拶もそのひとつ。
取材中、初めてみるサポーターに対して、どのクラスの子どもたちも、明るく元気な挨拶をしてくれたのは、いつも先生たちの背中を見ているからでしょうね。
保育のようす(分園)
0歳児クラス
0歳児は、分園にあるお部屋で過ごしています。
お邪魔したときは、ちょうどお外遊びの時間でしたので、お部屋の様子だけ。
月齢に合わせた保育を心がけているそうで、まだ小さい子は午前寝中でした。
0歳児 陽当たりがよく明るいお部屋。壁の飾り付けも良いアクセントに。
写真には写っていませんが、お部屋の隅で静かに午前寝中。
1歳児クラス
1歳児も、分園にあるお部屋で過ごしています。
この日はキッズエアロビクスがあったそうで、これからお外遊びの時間でした。
1歳児 明るく広々としたお部屋。子どもたちは、早くお外で遊びたくてソワソワ。
帽子をかぶって、アウターを着られた子から順番にお外へ出ていました。
園庭(分園)
人工芝が敷き詰められた園庭は広さも十分。子どもたちが大好きな砂場も完備されています。
また、園庭内に排水の良い表面加工がされた歩道もあり、スイングカーで駆け回る子もいました。
お外遊びの様子。先生に見守られながら、子どもたちが思い思いに遊んでいて、とても楽しそうでした。
保育のようす(中心園)
2歳児クラス
2歳児からは、中心園のお部屋で過ごします。
この年齢は、「満3歳児」で入園してくる子も多いため、2クラスにわかれています。
園を増築したことで、お部屋を広く使えるため、子どもたちも落ち着いて過ごせるそうです。
2歳児 サポーターがお部屋に見学に行くと、子どもたちが元気な挨拶をしてくれました。
宝物を見せてくれたり、「昨日、豆まきしたんだよー」と近況報告をしてくれる子もいました。
みんな、ほんとに社交的(笑)
手洗いチェッカー体験(衛生巡回指導)
3歳児以上は、ちょうど手洗いチェッカー体験(衛生巡回指導)の時間でした。
手洗いチェッカー体験(衛生巡回指導)は、市保育課の職員が手洗い・うがいの大切さなど楽しくわかりやすくお話ししながら、感染症予防について指導するものです。
3~5歳児 手を洗わないで、おやつを食べるとどうなるか…職員のお話しをよーく聞いていました。
お話しの後には、ちゃんと手が洗えているか、手洗いチェッカーで確認します。
3歳児クラス
3歳児 3歳児から指定の園服や体操着があるそうです。
また、体操教室が始まり、荷物も増えますが、きちんと整理整頓されていました。
4歳児クラス
4歳児 中心園の増築部分(1階)で、まだ新しい教室です。
学研教室も始まり、自由に遊ぶ時間と勉強をがんばる時間、どちらも大切にしているそうです。
5歳児クラス
5歳児 中心園の増築部分(2階)にある教室です。
5歳児からは机と椅子はひとりひとりのものになり、雰囲気は小学校さながらでした。
園庭
園舎南側にある園庭には、遊具や大きなプールもありますが、広さは十分。みんなで思いっきり遊ぶことができます。こんな広い園庭でも、マーチングの練習には少し狭いそうで、マーチングの練習は新しくできた別のグランドで行っているそうです。
多彩な活動をとおして「自立する子どもに」
「うちはリスクラブ(交通安全教室)にも力を入れているんです。」と丁寧な説明のなかで、先生はお話しになっていました。通常、市地域交通課で行っているリスクラブは年2回ですが、たいせいこども園では、それとは別に園独自で年3回行っているそうです。
また、5歳児は3月には園周辺に設定した模擬コースを1人で歩くそうです(実際には、保護者の方が少し後ろを付いていくとのこと)。交通ルールをきちんと理解して、1人でも学校に行けるようにと毎年行っている大切な行事なんだそうです。
写真は、中心園の2階部分にあるランチルームです。5歳児のランチルームの時計には、時間がわかりやすいようにシールが貼られていました。
園に比べ小学校では、給食にかける時間も短いこともあり、子どもたちは、この時計をみて何時までに食べればいいのか練習するそうです。これも独り立ちへの第一歩なんですね。
ちゃいたかレポート
たいせいこども園では、マーチングの他にも、体操教室や英会話教室、学研教室など色々な活動をとおして積極性や創造性を養っているそうです。
特に5歳児になると、茶道教室や空手教室、陶芸教室と活動の幅は更に拡がります。中でも、陶芸教室では、お茶会(茶道教室の一環)に使う茶碗を自分で作るそうで、茶碗は卒業記念品にもなるため、保護者にとっても、楽しみな行事のひとつになっているようです。
また、施設は中心園と分園に分けられており、中心園は昨年増築したことで保育スペースにゆとりを感じましたし、分園も一見カフェテリアみたいなおしゃれな雰囲気ですが、オートロックなどセキュリティも万全。
職員も保育士の先生だけでなく、看護師の先生も常駐していて発熱やちょっとした怪我でも安心できるのは、とても手厚い印象を受けました。
最後に、先生のお話しを伺いながら、「こうやってあたたかく見守られて、たくさんの経験を積み重ねて、子どもたちは独り立ちに向けて成長していくんだろうな」と感じました。
基本情報
名 称 社会福祉法人大盛会
たいせいこども園 ・ たいせいこども園分園
所在地 高崎市下小塙町569 ・ 高崎市下小塙町534-3
連絡先 027-362-2512 ・ 027-361-2512
園の詳細については園ホームページでご確認ください。
たいせいこども園ホームページ http://taisei-hoikuen.ed.jp/
ちゃいたかサポーター K