自由に探求、驚き、喜び、考え、学ぶ『ねむの木こどもの森』

公開日 2020年05月22日

(おことわり)この記事は、令和2年2月取材時のものになります。予めご理解くださいますよう、お願い申し上げます。

令和2年2月、ちゃいたかサポーターが、高崎市吉井町池にある幼保連携型こども園「ねむの木こどもの森」を見学しました。
のどかな自然に包まれ、さまざまな遊びを創造させる環境の中で保育が行われていました。

<外観>
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子どもの主体性を大切にした教育

ねむの木こどもの森は、「未来へつながる教育」を教育方針として掲げており、子どもたちが主体的に生活し遊ぶということを大切にしている園です。子どもたちは、お部屋の中でも、園庭でも、どこで遊んでもいいそうです。
また、各年齢のお部屋には、台所セットやソファなどが用意されたままごとコーナー、ものづくりの材料や道具を備えた造形コーナー、積み木やブロックなどの構成玩具のコーナーなどが設置されていて、子どもたちは、自由に自分のやりたい遊びに取り組むことができます。先生たちは、お部屋の中、園庭、さまざまなところで流動的なチームワークで子どもの遊びを見守り、ともに遊んだり考えたりしながら、子どもの心と時間を尊重します。

園舎のようす

ままごと遊びのコーナー 

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ソファが備えてあったり、お布団たテーブルがあったり、豊かな想像遊びへの刺激になりそうです。
キッチンの棚にお弁当箱も完備! 赤ちゃんが寝かされているお部屋もありました。

構成玩具のコーナー

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積み木、カプラ、ブロック、マグネットブロックなど、楽しそうなおもちゃが備えてあるコーナー。
子ども同士で話し合ったり、ひたすら集中して思い思いに作ったり、そんな遊びがいつでもできます。

製作遊びのコーナー

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のり、テープ、ペン、いろいろな材料がそろっています。
下の写真は、段ボール箱と牛乳パックを使っての恐竜づくり?恐竜の絵本が広げてあります。
先生は、教えるのではなく、一緒に話したり考えたり発見したりしながら子どもの活動を援助します。

ほかにも楽しそうな遊びのコーナーがたくさん!

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気分は運転手さん!?手作りの乗り物おもちゃは、おうち遊びの参考になりそうですね。

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なにやら一人で心ゆくまで遊ぶ姿が見られます。心も時間も守られているようですね。

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体を使った遊びも。二層に分かれた小部屋は、子どもの大好きな狭い空間。

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キャラクターの衣装?なりきり遊びが展開しそう。
ちょっとしたお絵かきのコーナーもあり、どこでもいろいろな遊びが選べます。

二つの園庭が遊びや学びを豊かに

園舎の前の園庭。乗り物玩具、コテージ、砂場などでゆったりじっくり遊んでいます。
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園舎に備え付けの大きな滑り台が印象的。
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幼児向け園庭は2か所

園の隣に水場や大きな山、いろいろな植物が植えこまれた、もう一つの園庭。
広くて自然豊か、想像力をくすぐる魅力がいっぱいです。
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池やお山、ダイナミックなトンネルも楽しそう!!

子どもたちがお花や葉っぱをを集めて遊んでいました。
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サポーター「きれいねー。写真撮ってもいい?」
子どもたち「いいよ~」

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子どもたちに人気の東屋兼物置。使わなくなった本物は子どものたからもの。

ランチタイムは時間の幅を持たせて

3~5歳児は、ランチルームで食事をします。といっても、みんなで一斉に食べるのではなく、11時30分~13時の間をランチタイムとして子どもの空腹具合に合わせて子ども達が食べに行きます。一人ひとり生活リズムは違いますし、子ども達の遊びや学びを大人が終わらせてしまうのは、もったいないと考えるからだそうです。

サポーター「それでみんなが食べたかどうか、どうやって確かめてるのですか!?」

聞いてびっくり!驚きの確認方法は、ランチルームの入り口に、子どもたち一人一人のカードがあって、ランチに来た子どもたちは、自分のカードを手前のかごに移すというもの。
写真は、まだ誰も食べに来ていないので、手前のかごは空っぽです。
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1歳児の保育室はログハウス

1歳児は、2歳以上の子どもたちがいる園舎の隣にあるログハウスの保育室で過ごします。

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テラスも1歳児にとっては遊べる空間。たくさん遊んだあとは、お昼ご飯です。

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読み聞かせのようす。絵本を読んでもらってお昼を待っています。

0歳児はゆとりのある別棟でゆったりのんびり

0歳児クラスは専用の別棟にあり、なんと専用の庭もあります。調理室もこの建物の中にあり、離乳食などきめ細やかな対応をします。

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写真は、食事のようす。食事の終わった子どもたちは、お着替えしてお昼寝の準備です。

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お昼寝の準備の整ったお部屋と0歳児専用のお庭。芝生が敷いてあり、よちよち歩きでも安心です。

ちゃいたかレポート

うらやましいほどの豊かな空間、子どもの自主性を尊重し、自然の中で、お友達や先生とたくさん遊ぶ子どもたち。
紹介した施設のほかにも、園舎に隣接した小さな水田もあって、お米作りも体験できるそうです。
また、公認心理士による子育て講座や保護者向け育児相談を月1回行っているとのこと。
子どもにも、保護者にもきめ細かい取り組みがされていると感じました。
保育中の外部講師は導入しておらず、職員向けの園内研修を行っているとのこと、子どもの要求を受け止め援助するために共に生活する保育教諭育成のためにも環境が整っているようです。

とても特徴のある保育だったので園長先生にうかがってみました。
 サポーター「このような保育形態は、何かのメソッドをもとにしているのですか?」
 園長先生 「レッジョ・エミリアという保育の考え方をもとにしています。」

レッジョ・エミリアとは、イタリアの都市の名前で、そこで行われている教育方法ということでした。いろいろ見学させていただき、たくさんお話を聞きました。
遊びへの刺激がたくさん用意されていて、どこでも遊びが展開できるように環境に配慮がされていて、ここで過ごす子どもたちは毎日楽しいだろなぁと感じる園でした。

基本情報

名 称 社会福祉法人康龍会
    幼保連携型認定こども園 ねむの木こどもの森

所在地 群馬県高崎市吉井町池1151-1

連絡先 TEL:027-387-7274 / FAX:027-387-7272

詳細については、下記のホームページや施設に直接お問い合わせください。
認定こども園「ねむの木こどもの森」 ホームページ https://moo-nemunoki.ssl-lolipop.jp/

子育て支援センター「ねむのもり」 ちゃいたか記事 /doc/2020112300049/


ちゃいたかサポーター masutani

地図

認定こども園ねむの木こどもの森