公開日 2021年06月14日
熱中症対策で1番肝心なのは「予防」
熱中症は、気温が25℃くらいから発生し始め、5月下旬から9月下旬まで注意が必要です。
体温調節がうまく出来なかったり、体力が十分ではない子どもは、比較的熱中症にかかりやすいです。
熱中症の予防には、「水分補給」と「暑さを避けること」が大切です!
こまめに水分を補給させたり、我慢せずにエアコンを使うなど、しっかりと熱中症対策をしましょう!
熱中症とは…
・高温多湿な環境下で、体内に熱がたまり、筋肉痛や大量の発汗、さらには吐き気や倦怠感などの症状が現れ、重症になると意識障害などが起こります。
・気温が高い、湿度が高いなどの環境条件と、個人の体調による影響とが組み合わさることにより、熱中症の発生が高まります。
・屋外で活動している時だけではなく、就寝中など室内で熱中症を発症し、救急搬送されたり、不幸にも亡くなられたりする事例が報告されていますので、屋内でも油断せずにケアしましょう。
熱中症予防と感染症対策
マスクをしていると、皮膚からの熱が逃げにくくなったり、気付かないうちに脱水になるなど体温調節がしづらくなります。
環境省と厚生労働省が示す「新しい生活様式」と「熱中症予防」の両立のポイントに気をつけ、これからの季節を健康に過ごしましょう。
・屋外で人と十分な距離が離れているときはマスクをはずしてよい。
・日傘や帽子の使用、涼しい場所への移動など、暑さを避ける行動をする。
・マスクをしているときは、のどが渇いていなくても、こまめに水分補給する。
・エアコン使用中もこまめに換気する。
・日頃から体調管理をしっかりとする。
(出典:環境省、厚生労働省)
熱中症予防×コロナ感染防止で「新しい生活様式」を健康に!(リーフレット)[PDF:1.3MB]
熱中症警戒アラートも参考に
環境省と気象庁は、昨年7月より関東甲信地方で試行していた「熱中症警戒アラート」を、4月下旬から全国で運用開始しました。これは、熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に、危険な暑さへの注意を呼びかけ、 熱中症予防行動をとっていただくよう促すための情報です。
アラートが発表されたら、熱中症予防の行動をよりいっそう心がけましょう。
(出典:環境省、気象庁)
熱中症警戒アラート発表時の予防行動(リーフレット)[PDF:1.5MB]
万が一、熱中症になったときの処置は?
・涼しい場所へ避難させる
・衣服を脱がせ、身体を冷やす
・水分・塩分を補給する
自力で水を飲めない、意識がないなど重症の場合は、直ちに救急隊を要請しましょう!
こんなところでも熱中症予防を
経済産業省は、本格的な夏季を迎える前に、各家庭において早期にエアコンの試運転を実施することを推奨しています。
例年、エアコンの購入・設置・修理が夏季に入ってから集中するため、待ち時間が発生しています。コロナ禍でテレワークやおうち時間がいっそう進んでいることもあり、これまでと同様に待ち時間が見込まれる可能性があるため、自宅での熱中症対策を早めに行うことが大切です。
(出典:経済産業省)
熱中症対策にエアコンの試運転を!(リーフレット)[PDF:769KB]
熱中症に関する情報(外部リンク)
熱中症予防情報サイト(環境省)
熱中症関連情報(厚生労働省)
「新しい生活様式における熱中症予防行動のポイント(厚生労働省)
新型コロナウイルスを想定した「新しい生活様式」(厚生労働省)
夏季を迎える前のエアコン試運転の重要性について(経済産業省)
この記事は、環境省、厚生労働省、気象庁および経済産業省の熱中症に関する情報に基づき作成しました。