公開日 2015年03月24日
第29回高崎映画祭が始まりました。家族みんなで映画を楽しんでもらう特集「キッズ・ファンタジア」が3月29日(日)に高崎市文化会館で上映されます。
ムーミン谷の仲間たちの冒険物語や、中学・高校生が作った映画など、わくわくドキドキする映画が高崎へやってきます。
上映作品は4本です
●劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション
上映時間=1回目10:00〜 2回目19:00〜
1978年から82年にポーランドで制作・放映されたシリーズをカラー修正・再編したもの。時代を超えて語り継がれる納得の名作です。
2010年 1h15 監督:マリア・リンドバーグ
●茜色クラリネット
上映時間=12:20〜
札幌で行われている中学生の映画ワークショップに端を発し、中高生が主体となって作った映画。夢の中に入れる本を手に入れた中学生たちが町で起こる不思議な現象解明に挑む物語。初々しい輝きに満ちた一作。
2014年 1h21 監督:坂本優乃 出演:佐藤楓子
●リルウの冒険
上映時間14:20〜
小学校5年生のリルウが夢を見られなくなってしまった友達・こころの夢を取り戻そうと奮闘する冒険ファンタジー。
2012年 1h57 監督:熊坂出 出演:ジャバテ璃瑠
●夢は牛のお医者さん
上映時間=17:00〜
小学校3年生の時に牛との出会いをきっかけに、獣医になることを決意した女の子の成長を26年追い続けたドキュメンタリー。夢を持つことが人を強くする。その姿に胸を打たれます。
2014年 1h26 監督:時田美昭 出演:丸山知美
入場料/割りチケあり!
入場料金:おとな1,200円 3歳以上高校生以下1,000円 ※各回入替制
高崎映画祭HPの割引ページをプリントアウトしたものを会場でご提示いただくと、入場料金が親子(2人)で1,000円でご覧いただけます。
※3人目からはお1人様800円 ※キッズ・ファンタジア特集4作品に限る
問い合わせは高崎映画祭事務局 電話027・326・2206
上映4作品の解説
劇場版 ムーミン谷の彗星 パペット・アニメーション
ある日突然灰色に包まれたムーミン谷。それは彗星が地球に近づいているために起こった現象で、ムーミン谷が破壊されてしまう危機が訪れていたのです。ムーミントロールは、友人のスニフと共に、それを阻止しようと山の天文台へと行くことに。旅の途中、河原でテントを張っていたスナフキンに出会い、新しい旅の仲間を得た、ムミーントロールたちは、一路天文台へと向かうのですが、さて、ムーミン谷の平和を守ることができるのでしょうか。
本作は1978年から82年にポーランドで制作・放送されたシリーズを、カラー修正・再編集したものです。ムーミンとスナフキン、スノークのお嬢さんが初めてであう物語でもあり、ムーミンシリーズの中でも幻の名作と言われている一作。大切な人たちと一緒にいることのしあわせに気づかされます。
2010年 1h15 監督:マリア・リンドバーグ
茜色クラリネット
札幌で行われている中学生の映画制作ワークショップに端を発し、中高生が主体となって作った映画。
コトニ中学3年生の茜と夏輝は、ある日夢の中に入れる本を手に入れた。夢の中で大好きなクラリネットの練習に励んでいると、その夢の中で自分たちの名を呼ぶ声を聞く。それは、長く昏睡状態に陥っている同級生・藍の助けを求める声だった。コトニのゆるきゃら・トニ子が、実は子どもの夢を食べてしまい、それが原因で藍も目が覚ませないことに気がついた茜たちは、不可思議な現象解明に挑むために立ち上がる…。
監督は現役高校生。大人スタッフのサポートを得ながら、中学生から高校生までメンバーが作り上げた本作。初々しい輝きに満ち、とても素敵なファンタジーに仕上がっている。
2014年 1h21 監督:坂本優乃 出演:佐藤楓子
リルウの冒険
小学5年生のリルウはギニア人の父を持つハーフの女の子。クラスで少し浮いてしまうリルウだったけれど、彼女を理解してくれる友達もいる。いつも明るくて笑い上戸なこころだ。そんなこころがある日を境に塞ぎ込んでしまった。夢を見られなくなってしまったと嘆くこころの一大事を悟ったリルウは、大好きなこころのために、夢を取り戻そうと決意する。
夢をめぐる少女たちの寓話が、柔らかなタッチで愛情豊かに描かれる。異次元の世界へと飛び立つ冒険ファンタジーに、こころが踊る一作。
2012年 1h57 監督:熊坂出 出演:ジャバテ璃瑠
夢は牛のお医者さん
小学3年生の時に牛との出会いをきっかけに獣医になることを決意した女の子の成長を、26年間追い続けたドキュメンタリー。
新潟県の山あいにある小学校に3頭の牛が入学してくる。子牛はすぐに大きくなり、卒業する時がやってくる。牛のお世話をし、つらい別れを経験した一人の少女は、獣医になることを決意する。
彼女の成長の折々にカメラは随行し、夢を叶えたその軌跡を記録していくが、こうしたドキュメンタリーが生まれることもまた一つの奇跡なのだろう。夢を持つことが、人を強くする、その姿に胸を打たれる逸品。
2014年 1h26 監督:時田美昭 出演:丸山知美