公開日 2015年05月19日
新年度を迎えたばかりの4月、子どもたちと保護者に交通安全の大切さを理解してもらい、交通事故を防止していこうと、若葉保育園(南町)で交通安全教室が開かれました。
お芝居で楽しく交通ルールを学ぶ
「おまわりさん?」と子どもたちに話しかけられながら若葉保育園に登場したのは、高崎市役所地域交通課で幼児交通安全教室「リスクラブ」を担当しているお姉さん、お兄さんでした。ステージの準備が終わると、いよいよ始まります。子どもたちも椅子に座って待ち遠しそうな様子。大勢の保護者が参観に訪れました。
カエル君とかおりちゃんの楽しいお芝居
「交通の国」に迷い込んだかおりちゃんがカエル君と交通ルールを学びながら、もとの国に帰るストーリーで、子どもたちも参加しながら横断歩道の渡り方などを学びます。
交差点は特に注意が必要なので「とまとの約束=止まって・待って・飛び出さない」を声に出したり、信号の歌「あか・あお・きいろ」を歌ったりしながら、交通事故を防ぎ、身を守るポイントを身につけます。
最後に上映されたアニメ映画「だるまちゃんの交通安全」は、だるま生産量日本一の高崎にぴったりの内容で、交通安全とともに高崎名産のだるまを子どもたちに知ってもらうという意味でも役立ちます。
受講した子どもたちには「よいこのめんきょしょう」がプレゼントされました。
子どもを交通事故から守るのも園の役割
若葉保育園は高崎のまちなかにあり、周辺の交通量も多い場所です。吉池務園長は「子どもたちと保護者に交通安全をきめ細かく啓蒙したい」と話しています。園では保護者が協力しながら、子どもたちを事故から守っていきたいと、交通安全に取り組んでいます。
「交差点では、子どもと手をつないでほしい」。ちょっとした心配りで交通事故が防げると吉池園長は、保護者に呼びかけています。自転車で子どもの送迎をしている保護者は、自宅から園までの安全とともに、自転車の車輪に子どもたちの足が巻き込まれてケガをすることもあるので、十分に注意してほしいということです。
若葉保育園
【住所】高崎市南町1番地5
【電話】027-322-0205
若葉保育園ホームページ
幼児交通安全教室「リスクラブ」
高崎市では、交通ルールの大切さを知り、安全に道路を通行するための基本的な技能と知識を学んでもらい、交通事故から自分で自分の命を守れるよう、幼児交通安全教室を実施しています。動作が機敏で、注意力のあるかしこいリスにならって、幼児交通安全教室を「リスクラブ」と呼んでいます。
幼稚園・保育所園での交通安全教室「リスクラブ」の開催については、高崎市役所地域交通課にお問い合わせください。電話027-321-1231。