公開日 2015年12月21日
具合が悪く、夜中に目覚めて泣く子ども。
背中をさすって抱いていると…「げぇーっ」っと嘔吐… !!
子どもの髪やパジャマはもちろん、ママも寝具も汚れてしまう。
泣き叫ぶ子ども。どこから手を付けたらよいかわからず呆然。
こんな経験、ありませんか。
経験の無い人も、想像するだけで、こわいですよね。
ノロウイルスなどの感染性胃腸炎は、吐いた時の処理がとても大切です。
そこで、家庭での対処方法について、ご紹介します。
嘔吐対策グッズ
まずは、いざというときのためにあると便利なグッズについて紹介します。
ほとんどのものは、家庭にあるものだと思いますよ!
ゲロゲロセット
1 ビニール袋(スーパーの袋などでも可、破けていないものを)
2 キッチンパーパー、または捨ててよい布
3 使い捨て手袋
4 使い捨てマスク
5 消毒液(ハイターなどの次亜塩素酸ナトリウムが含まれた消毒液)
6 500ミリリットルのペットボトル、2リットルのペットボトル
7 エチケット袋
8 使い捨てチリトリ
※使い捨てチリトリの作り方
図の赤線のように、牛乳パックの口の部分を切り落とし、T字に切り込みを入れるだけです!
※エチケット袋
吐きそうな時に持たせる袋にも、ひと工夫。
写真のように、小さめの紙袋にビニール袋をかぶせたエチケット袋は、子どもが口に当てやすく、吐いたものが入りやすいです。
トイレの後、食事の前は必ず手洗いを
家族も、オムツを替えたりトイレでおしりを拭いてあげた後や料理の前にはよく手を洗いましょう。
お風呂は最後に入れましょう
湯船に入る前は、おしりをよく洗いましょう。
布団は、吐いた時に片付けやすいよう対策を
おねしょシーツ、ペット用トイレシート、バスタオルなどを枕元中心に敷いておきましょう。
髪の毛が長い子の場合、吐いた物が髪に付くと取るのが困難なので、横になる時は髪を束ねておくとよいです。
吐いた時は…
処理は、人→寝具や床→後処理 と優先順位をつけるとよいでしょう。
1 子どもが汚れていたら、洗面所に連れて行き、ギャン泣き覚悟で汚れた衣服を脱がせ、洗面所かお風呂場で肌を洗う。パパママも汚れていたら、このとき同様に洗う
2 布団が汚れていたら、内側に包んで取り替える
3 水分がとれるようならとらせ、寝かしつける
※繰り返す嘔吐は、脱水を引き起こしてしまうこともあります。
吐き気と相談しながら、積極的に水分をとらせましょう。
4 衣服や布団の消毒をする
汚れを広げないよう、外から中心に向かって集めます。
牛乳パックチリトリを使うと早い!
汚れをざっと落とします。
次亜塩素酸ナトリウム(塩素系漂白剤など)で10分~30分消毒します。
希釈は、たとえばハイターなら、3リットルのタライやバケツに10ミリリットル。
水は、ペットボトルを使うと計量しやすいです。
薬剤は、表記をよく読んで希釈し、使用しましょう。
間違っても、そのまま洗濯機に入れてはいけません!
洗濯物全体にウイルスが広がってしまいます。
普段から備えを
気をつけていても、病気になってしまうことは仕方ありません。
いざというときのため、余裕のある時に備えておきましょう!
Reported by かただ