こどもの「やりたい!」を育む/片岡中央保育園

公開日 2016年01月19日

2016年1月、小春日和のある日、片岡中央保育園を訪問しました。

園舎

片岡中央保育園は、昭和44年に開園し、今年で開園47年目となる歴史ある園です。
2016年1月現在、110名の子どもたちが元気に過ごしています。

保育時間

通常保育(保育短時間)
 平日・土曜ともに 8:00~16:00

時間外(保育標準時間)
 平日・土曜ともに 7:00~8:00、16:00~18:00

時間外(有料の延長保育)
 平日のみ 18:00~19:00

服装など

登下校時は園服着用(夏服・冬服あり)

 

自ら「やりたい!」と思える気持ちを育む

片岡中央保育園では、先生が子どもたちに「やりなさい」と言ってやらせるのではなく、
子どもたちが自ら「やりたい!」と思える気持ちを育てています。

楽しみながら力を付ける

縄跳び

園庭では、年中さん・年長さんたちが縄跳びをしています。

「みてみてー!ぼく、あやとび2回できるよ!」
「前跳び、60回やったよ!」

口々に話しながら、楽しそうに縄を跳んでいます。

年長さんは、お別れ遠足で年下の子たちに縄跳び練習の成果を見せます。
それを見た子たちは、「あんな風になりたい!」と縄跳びへの情熱を燃やし、一生懸命練習をするようになるそうです。

鉄棒も大好き のぼり棒 上まで行けるかな?

月2回の体操教室では、鉄棒やジャングルジムを使った活動が行われています。
毎日の外遊びでも、
「鉄棒で10回スイング」、「ジャングルジムをてっぺんまで登る」
といった課題をこなしています。
この積み重ねの成果か、年長さんのほとんどの子は逆上がりができるそうです。
外遊びのサーキットでは、普段はできない「滑り台の逆走」をしています。

園庭の遊具を端から端までこなせば、これも立派なサーキット。
子どもたちは、「やりたい」気持ちに満ちあふれており、楽しく体を動かしていました。

五感を大切に

読み書きなどの勉強はもちろん大切ですが、片岡中央保育園では、それだけではなく五感を使う活動も大切にしています。

近所の土手に行って遊んだり、花を見たり、においを嗅いだり…まずは肌で感じてもらいたいとのこと。
 「『はな』ってどう書くかな?」「花の絵を描こう」などと、体験から学びの活動にもつなげます。

個人個人を大切に

幼児期は土台、植物に例えるなら「土」。
愛情をたくさん注いであげたい…片岡中央保育園の先生方は、そう思っています。

家庭が一つひとつ違えば、子どもたちも一人ひとり違うため、
先生が子どもたちとよく向き合って、その子に合った保育を心がけているそうです。
また、保護者との連携も大切にしており、保護者と先生が仲良しだそうです。

保育風景

0-1歳のお部屋 みんなで手遊び(0~1歳)

2歳のお部屋 おやつタイム(2歳)

室内サーキット(年少)

0~1歳児さんはおやつの前の手遊びをしているところ、2歳児さんはおやつを食べているところでした。
年少さんは、室内サーキット遊びをしていました。

取材を終えて…

お話を伺う中で、先生方が子どもたちをとても大切に思う気持ちが伝わってきました。その中でも
「家庭の次に安心する場所にしたい」
という先生の言葉が印象に残りました。
子どもたちは、安心した環境の中でのびのび過ごしているようです。(かただ)

園児がみんな活き活きとしているのがとても印象的でした。
取材に同行したうちの子供たちにも話しかけてくれ、
カメラを向けると緊張するどころか逆に笑顔でグイグイと来るので、思わずたくさんシャッターを切っていました。
子供たちにとって居心地の良い場所なんだなあというのが伝わる、いい顔の写真がたくさん撮れましたよ。(あべ)

社会福祉法人聖会 片岡中央保育園

住所:高崎市片岡町二丁目1-5
電話:027-322-8554


Reported by かただ、Photo by あべ