認定こども園てどんなところ?

公開日 2018年10月13日

幼稚園や保育所はなんとなくわかるけど、認定こども園ってなに?

共働きでもそうでなくても(認定区分を問わず)入園できるとか。
ざっくりいってそんな感じでしょうか?
認定こども園てどんなところなんでしょう?

認定こども園を調べてみました

高崎市内には11の認定こども園があります。(平成27年8月31日現在)
高崎市内の認定こども園リスト(高崎市ホームページより)

高崎市の子育て応援ブックには、認定こども園についての説明ページがあります。
認定こども園てどんなところ?(高崎市子育て応援ブックより)

「認定こども園は、幼稚園と保育所のそれぞれの機能を活かしながら、 その両方の役割を果たし、子どもの教育・保育・子育て支援を 総合的に提供する施設」とあります。基本的には、幼稚園や保育所と変わらず、乳幼児が楽しく生活を学んだり、教育を受けているところです。

認定こども園の一日のながれ

認定こども園には、教育機能を利用する1号認定の子ども、保育機能を利用する2号・3号認定の子どもがいます。
2号・3号認定の子どもは、親の就労時間等によって、短時間保育・標準時間保育と利用時間が2種類に分かれます。
1号認定の子どもは一日標準4時間、2号・3号認定の子どもは、短時間保育の場合は最大8時間、標準時間保育の場合は最大11時間の利用ができます。
つまり、認定こども園では、子どもの認定区分によって、利用時間が3通りに分かれます。
以下の表は、認定こども園の一日のおおまかなイメージです

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認定こども園の一日の流れ(17.2KBytes)

1号認定の子どもでも、日によって長時間保育が必要な場合には、幼稚園より長い時間の対応できます。育休や第2子以降の出産時、不定期に仕事をする場合などでも柔軟に対応できるしくみがあります。

保育内容は?

市内の認定こども園は、幼保連携型・保育所型・幼稚園型と3タイプありますが、幼児の教育、保育の場なので、内容は幼稚園や保育所と変わりありません。
現在のところ、幼稚園からの移行、保育所からの移行で認定こども園となっている施設が多く、教育内容、保育内容はその施設の歴史により様々な特徴があります。
認定区分ごとの子どもの配分も園によって様々なので、認定こども園とひとくくりにイメージせずに、実際に見学したり説明を聞いたりしてよく理解する必要があります。(認定こども園に限らず、入園を検討するところは事前の説明会参加や見学、資料確認が大切です)

認定こども園に、ちゃいたかサポーターが取材に行ってきました。認定こども園の雰囲気などを感じてみてください。

みどり幼稚園(幼保連携型認定こども園)

はるな保育所(保育所型認定こども園)

ぐんま幼稚園(幼稚園型認定こども園)

良いところとわかりにくいところ

良いところ

★教育と保育を一体的に受けることができる
★1号認定の子どもでも、不定期の仕事などで日によって長時間保育が必要な場合にも対応してもらえる
★保育方針や教育方針、通園距離等、園そのものを見て入園申し込みをすることができる
(受け入れ人数は園により異なるので、園に確認する必要あり)

★在園児の場合でも、親の就労状況の変化で園を移らずにすむ
(親の長期育休、退職などによって保育園であれば退園せざるを得ない場合も、認定が変わるだけで在園し続けられるようになる。子どもが3歳以上になれば、園でのお友達関係も大切になってくるので、子どもにとってもメリットとなる)
 

わかりにくいところ

★幼保連携型・保育所型・幼稚園型・地域裁量型などいろいろなタイプがあり、わかりにくい
★従来であれば、幼稚園に行く子ども(1号認定)と保育所に行く子ども(2号・3号認定)との園生活の違いがわかりにくい
(たとえば夏休み・・幼稚園には大抵夏休みがあるが、保育園にはないなど)

 

良いところがたくさんあるのはわかったけれど、新しい仕組みなので具体的なことが理解しにくいという印象です。各園の柔軟なあり方そのものが特徴でもあるので、個々の園をよく知ることが必要だと感じます。

新しいしくみに取り組む姿勢に期待

ちゃいたか世代の親が抱える子育てニーズの多様化に応えた、新しい取り組みがやっと始まったという感じがしました。
国の方針は、認定こども園を増やしていく方向だそうですが、移行するかどうかは各幼稚園や保育所が決定します。
この新しい流れは始まったばかりですが、大きな期待が集まっています。


ちゃいたかポーターmasutani