公開日 2018年11月27日
今回ご紹介するのは、上並榎町にある榎保育園です。
上並榎庭球場や烏川緑地運動公園の経大通り(県道29号あら町下室田線)からの入口近くに位置しています。
市内からは経大通りを榛名・箕郷方面に進み、高崎経済大学の手前およそ500mにあります。
大きな木立に囲まれた日枝神社に隣接していて、春には境内の桜が見事に咲くので、目にしたことがある人も多いと思います。
園舎はアットホームな感じの造りです。ほのぼのとした雰囲気が漂います。
園庭から神社を見る。
隣接する神社には大きな桜や松があります。時期になると松ぼっくりが落ちてきて、子どもたちはたくさん集めて遊びます。
榎保育園では近所の土手や公園など散歩に出かけます。
地域の方々と挨拶を交わしながら進むお散歩は、子ども達も大好きなようです。
土手での草すべりも子ども達が大好きな遊びのひとつだそうです。
雨の日でも外には楽しいことがたくさん。園に常備してあるレインコートを着てお出かけする日もあります。
保育のようす
保育室は3部屋、0・1歳、2・3歳、4・5歳児クラスに分かれ、定員は30名。アットホームな感じがする保育園です。
0・1歳児クラス。お部屋でおやつの時間です。
2・3歳児クラスは園庭でお砂場遊び。砂場って魅力的なんですね。集中してたっぷり遊んでいます。
4・5歳児クラスはお部屋で歌を歌っています。
みんな大型バスの運転手さんになりきってリズムに乗って歌います~♪
先生たちの得意を活かして
園には美術指導に興味がある、食育に興味があるなど、いろいろな先生がいます。
子どもたちの個性を大切にするとともに、先生の興味や個性も活かして保育を展開しています。
写真は、通常保育の中で行われた製作のようす。(写真は榎保育園提供)
デカルコマニーで面白い模様ができました。
デカルコマニーとは、絵の具を塗りつけた紙を半分に折り、塗りつけた絵の具を転写させる画法のことです。
傘袋に色水を入れて色水あそびから素敵な飾りに。
大きな布に手や足を使って絵の具をぺったんこ。何ができるのかな?
ボディーペインティングで布に色づけして、こいのぼりを作りました。
紙袋の鬼のお面、どれも個性的です。
子どもたちはもの作りがとても好きで、染め紙で朝顔を作ったり、紙粘土でクリスマスケーキを作ったりしていました。
園庭で拾った松ぼっくりなども作品の一部になります。
お月見だんごづくりやリズム活動の様子。
和久洋三さんが手がける積み木は、ここでも大人気。
4・5歳児は和太鼓も経験します。
近くには烏川が流れ、烏川緑地公園もお散歩コースのひとつ。
園長先生のお話から
食も豊かに
園内を見学させていただいていると、給食室からいい匂いが・・・。
「給食室の調理師さんたちが、すごく熱心なんです」。
給食室にはドイツ製のスチームコンベクションオーブンを導入して、メニューの幅がぐっと広がったそうです。
「ちょっと贅沢なお値段でしたが、子どもたちのためになると思い導入しました」。
子どもの健康第一と考え、美味しい給食が提供されているんですね。
榎保育園には、「夕焼けおにぎり」などオリジナルメニューがたくさんあり、食の豊かさを感じました。
先生の研修を強化しています
また、先生たちの研修を推奨し、先進的な保育の事例を視察するため小田原市にある園に行ったり、東京で開催されるセミナーを受講したりしているとのことでした。
「研修で得たものを園に帰ってやってみると、子どもたちが反応してくれますから、先生達はますますやりがいが出てきます。外を見ないと、わからないことがたくさんありますし、見てきたことをこの園でできる形にして取り入れています」。
おだやかな保育を
先生たちが学ぶことを通じて、保育も変わってきました。
大きな声を出さない、けんかは審判しない、先生が指示を出してひっぱる保育でなく、コミュニケーションを大切に、伝える、対話する機会を大切にしながら子どもたちと向き合います。
「この園は先生たちが楽しそうですね」。
見学にいらしたある先生に、こんな褒めことばをいただき、とても嬉しかったとおっしゃる園長先生。
地域に見守られ、応援されながら、子どもたちも先生達も育ちあう温かな保育園でした。
基本情報
運営団体:社会福祉法人 日枝会
名称:榎保育園
所在:高崎市上並榎町1150-1
電話:027-361-2617
FAX:027-361-2645
その他:榎保育園のホームページ(アドレス⇒ http://hiekai-enoki.com/)
ちゃいたかサポーター masutani