食中毒にご用心!

公開日 2021年06月18日

これからの季節に欠かせない食中毒対策!

気温や湿度が高くなるこれからの季節は、細菌による食中毒が増える時期です。
食中毒というと、飲食店で発生するものと思われがちですが、実は毎日の家庭の食事でも発生しているのです。またコロナウイルスの感染拡大により、テイクアウトやデリバリーなどのサービスが増加していますが、調理してから食べるまでに時間がかかると、食中毒のリスクが高まります。

食中毒を防ぐ3つの原則!

厚生労働省は、各家庭での食中毒を防ぐため、次の3つの原則を示しています。

(1)食中毒菌を「付けない」

 肉や魚などの食品には食中毒菌が付着していることがあります。ほかの食べ物にこの細菌が付着しないようにするため、ビニール袋などで別々に包む・こまめに手を洗う・加熱するものを生ものでは調理器具を分けるなどしましょう。

(2)食中毒菌を「増やさない」

 食品を購入したら、できる限りは冷蔵庫に入れましょう。また買い物の際にも、氷や保冷剤などと一緒に持ち帰るとなお良いです。さらに調理後やテイクアウト商品などはすぐに食べるようにし、残ったものは卓上に放置せず、清潔な容器に移し替え冷蔵庫で保管しましょう。また冷蔵庫内でも細菌は増殖するので、早めに食べきるようにしましょう。

(3)食中毒菌を「やっつける」

 細菌の多くは加熱によって死滅します。調理の際は、具材を十分に加熱しましょう。また温め直すときも、表面だけでなく全体に熱が入るよう注意します。さらに、使い終わったまな板や包丁は丁寧に洗い、熱湯消毒するなど清潔に保つことが大切です。

家庭でできる食中毒予防のポイント

 厚農林水産省や厚生労働省は、上で紹介した3つの原則などを踏まえ、家庭でできる食中毒予防のポイントを紹介しています。

 ◆食中毒から身を守るには(外部リンク:農林水産省)

 6つのポイント(出典:厚生労働省)
家庭でできる食中毒予防の6つのポイント(パンフレット)[PDF:880KB]

 

食中毒かな?と思ったら

 嘔吐や下痢の症状は、原因物質を排除しようとする体の防御反応です。初期症状が軽いと風邪と思われがちで、抵抗力の弱い子どもだけでなく大人でも重症化することもあります。 異変を感じたら、早めに医療機関を受診しましょう。また3つの原則や6つのポイントを習慣づけ、安心・安心な食卓にしましょう。

 

 最新の情報は、厚生労働省のホームページ・「 食中毒 」のページや、農林水産省のホームページ・「 安全で健やかな食生活を送るために 」をご覧ください。


このページは、厚生労働省および農林水産省の情報に基づき作成しました。