子どもを事故から守る!

公開日 2021年09月07日

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 毎年夏は、海や川、プールなど水に関係する場所で子どもの事故が多く発生しています。事故というと、水難事故や交通事故をイメージしがちですが、実は日頃の生活のなかにも、誤飲・やけど・転落など、子どもの身に起こりやすい事故は多く潜んでいます。
 一方でこれらの事故は、周囲の大人たちが気を配ることで防げるものが多いです。
 子どもを事故から守るための正しい知識を身に付け、安全・安心な毎日を送りましょう。
 

事故防止ハンドブック

 消費者庁は、0歳から未就学児の子どもに、予期せず起こりやすい事故とその予防法・対処法のポイントをまとめた「事故防止ハンドブック」を作成し、ホームページなどで公開しています。
 このハンドブックでは、日々の生活の中で起こりやすい事故が、発生しやすい時期(子どもの発達)ごとに紹介されていますので、正しい知識を身に付けるために、一度ご覧になってみてはいかがでしょうか。

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事故防止ハンドブック(消費者庁)[PDF:6.95MB]
 

製品の安全確認

 子どもの事故を防ぐためには、安全な製品を選ぶことも重要です。みなさんは子ども服に安全基準が定められていることを知っているでしょうか?
 これは「JIS L4129(じす える4129(よいふく))」という規格ですが、統一的なマークはなく、また適合の強制力もありません。そのため基準に適合しているかを一目で見分けることはできませんが、子ども服を選ぶときには「カワイイ」だけでなく「安全な服か?」という意識をもつようにしましょう。

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その服、「カワイイ」だけで選んでいませんか?(経済産業省)[PDF:633KB]

 
 また家具や家電・おもちゃなど、子どもが触れる機会がある製品には、品質や安全基準に適合していることを証明する安全マークがついています。マークを正しく理解し、子どもにとって安全な製品を選びましょう。安全基準を示すマークの種類については、消費者庁のホームページなどで知ることができます。
 

並行輸入品には要注意

 海外メーカーの子ども向け製品は、日本の安全基準とは異なった基準で作られています。最近ではネット上で、さまざまな海外製品を手軽に購入できるようになりました。正規輸入品はほとんどの場合、輸入会社で安全基準が確認されていますが、並行輸入品の場合は、安全基準が確認されずに販売されていることもありますので、特に注意が必要です。

 


「子どもを事故から守る!事故防止ポータル|消費者庁」(外部リンク)
「子ども服の安全基準、知っていますか?(JIS L4129)(METI/経済産業省)」(外部リンク)