自転車事故に気をつけましょう!

公開日 2021年11月23日

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通学時の自転車事故件数が全国最多

先日、民間団体による「2020年 自転車の都道府県別の通学事故件数ランキング」が公表されました。この調査は毎年実施されており、自転車で通学する中高生各1万人あたりの事故件数を算出したものです。気になる群馬県の順位は・・・

  • 高校生:7年連続ワースト1位
  • 中学生:ワースト2位(昨年までは2年連続ワースト1位)

と全国でも事故の多さが際立っています。

自転車事故は中高生に限ったことではない

中高生の事故が多いのは、「自転車や自動車の利用率が高く、幹線道路が多い」といった群馬県の特徴によるものと考えられています。しかしこれらの特徴は、中高生に限って当てはまるわけではありません。むしろ、誰にでも事故が起こりやすい、ということを表しているのです。

事故が多く発生しているのは夕方や11月

月別に見ると、中高生ともに、自転車事故は日没が早い11月に最も多く発生する傾向があります。また夕方は、小学生の自転車での事故が最も多く発生する時間帯でもあります。早めのライト点灯や、一時停止などの交通ルールをきちんと守ることを心がけ、事故を未然に防げるようにしましょう。さらに、明るく目立つ服装や反射材を活用するなど、身に付けるものにも気を配ってみましょう。

自転車保険の加入義務化とヘルメット着用努力義務化

以前にちゃいたかでも紹介しましたが、改正群馬県交通安全条例が4月に施行され、自転車保険の加入義務化と自転車に乗る際のヘルメットの着用が努力義務化されました。

「ちゃいたかの自転車保険のページ」

ヘルメット着用の努力義務化

自転車での交通事故において、致命傷となるのは6割以上が頭部です。ヘルメットを着用することで、致死率は1/3以下になるとの統計もあります。死亡・重傷事故を防げることは明らかですので、自転車に乗る際はヘルメットを着用しましょう。また子どもを連れて乗る際は、必ず子どもにも着用させましょう。

自転車保険の加入義務化

自転車に乗って交通事故に遭遇した場合、自分が加害者となってしまう可能性も少なからずあります。全国的にも、自転車側が加害者となった交通事故で高額な賠償事案が発生しており、中には1億円近い賠償が命じられた事案もあります。事故を起こさないことはもちろんですが、万が一に備え、自転車に乗る方は必ず保険に加入しましょう。

自転車保険ってどうすれば良いの?

群馬県では、自転車保険への加入状況のチェック表や、県が認定した自転車保険を紹介しています。「自分の加入状況が分からない」「どの保険に加入すれば良いのか?」などお困りの方は、群馬県のホームページを参考にしてみてください。

「自転車保険に加入しましょう(チェック表の活用と認定保険の紹介)」(外部リンク、群馬県)