公開日 2022年06月27日
マスク着用と熱中症のリスク
気温・湿度が高くなってきたこの時期、心配されるのはやはり熱中症。特にマスク着用時には、皮膚からの熱が逃げにくくなったり、気づかないうちに脱水になるなど、体温調整がしづらくなってしまいます。
高温や多湿といった環境下でのマスク着用は、熱中症のリスクを高めるおそれがあるとされていることから、コロナ禍に必要な熱中症予防行動について、厚生労働省と環境省がリーフレットを作成しました。
暑さを避け、水分を摂るなどの「熱中症予防」と、マスク、換気などの「新しい生活様式」を両立させましょう。
屋外・屋内でのマスク着用は?
厚生労働省によると、屋外において、人との距離(2m以上を目安)が確保できる場合には、マスク着用の必要はないとされています。特に運動時には、忘れずにマスクをはずすことが推奨されています。(ただし近距離(2m以内を目安)で会話する場合は着用を推奨)
また屋内においても、人との距離(2m以上を目安)が確保できて、会話をほとんど行わない場合は、着用の必要がないとされています。
子どものマスク着用
厚生労働省と文部科学省が公表した資料によると、子どものマスク着用についても、人との距離(2m以上を目安)が確保できる場合においては、マスクの着用は必要ないとされています。また、就学前の子どもについては、マスク着用を一律には求められていません。
基本的な感染対策は継続を
このようにマスク着用が必要とされない場面がさまざま示されていますが、感染対策としてのマスクの有用性は今までと何ら変わりません。
またマスク着用の有無にかかわらず、手洗い・消毒・換気・密回避といった基本的な感染対策は継続しましょう。
熱中症に関する情報(外部リンク)
この記事は、厚生労働省、環境省、文部科学省が公表する熱中症に関する情報に基づき作成しました。